70代の父親に新たな交際相手。素性を調査し、家庭をもっていると発覚。

依頼者情報：福井県　50代女性

依頼内容

依頼者の女性は、70代の父親にできた、交際相手の身元調査を依頼してきました。

依頼者様のご両親はすでに離婚しており、父親が一軒家に1人で住んでいます。
依頼者様は定期的に家に出入りしていましたが、そこで父親から「交際している女性がいる」と告げられました。

聞くところによると、相手の女性は50代で子どもが1人いるものの、夫とは死別しているため、現在は独身だといいます。
さらに「その女性は内縁の妻のようなものだから、自分が亡くなったときには、一旦すべての財産を託す」とまで言いだし、そのことを遺言書に記そうとしました。

依頼者様の父親は体が悪く、普段はあまり家を出ることがありません。
そんな父親が紹介してきた交際相手に違和感をもった依頼者様は、弊社への相談を決めました。

対象者の素性を明らかにするために、まずは依頼者様の父親宅を張り込みました。
対象者が父親宅を訪れるタイミングがわからないため、張り込みの日時はランダムです。

張り込みを続けると対象者が父親宅を訪れたので、帰宅する際に尾行を行いました。
その結果、対象者の住居を特定することができました。

名前と住居がわかれば、さまざまな情報が得られます。

家族構成を確認したところ、対象者の夫は健在で、子どもも3人いることが判明しました。
依頼者様の父親に話していた内容は、すべて嘘だったことになります。

さらに対象者の家を張り込んでいると、ある事実が発覚します。
依頼者様の父親宅とは別に、定期的に足を運ぶ個人宅が2軒あり、どちらも男性が1人で暮らしているようでした。

憶測になりますが、依頼者様の父親に接触したのは、財産目的で常習的に行っている手口だったのかもしれません。

今回の調査では、依頼者様に途中経過を都度共有し、どのように調査を進めていくかを話し合っていました。
最終的な調査結果を伝えたあとは「事実を父親に話したとしても、おそらく感情的になるだけで別れないだろう」と考えました。

父親のほうから説得することが難しければ、相手と話をつけるほかありません。
依頼者様は対象者の女性に接触し、「父親を騙している証拠を押さえた」と話し、理由をつけて別れることに同意させました。

もともと依頼者様の父親は、趣味の友人を通じて対象者と知り合ったそうです。
その後、体が悪くなり不自由な生活を送るなか、自分のもとを訪ねてきて、親身に接してくれる対象者に特別な感情を抱くのは、自然なことかもしれません。

今回の対象者は既婚者だったため、嘘をついていたことが明らかでしたが、このような詐欺を立証させるのは難しいと言わざるを得ません。
悪意をもっているかどうかは本人の意思による部分が大きく、法的に問題を追及することが困難なケースもあります。

万が一、父親が遺言書を残して亡くなり、遺産相続が行われたあとであれば、問題を解決することができなかったでしょう。
今回は、依頼者様が早い段階で違和感を覚えて、弊社にご相談いただいたため、手遅れになる前に防ぐことができました。

弊社では、交際相手や親族の身元調査を行っております。
素性を知りたい相手がいる場合は、ぜひ弊社にお問い合わせください。

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