ストーカー被害の解決方法
被害者に大きな恐怖と不安・憤りを残すストーカー事件。
ストーカーと言うと、元恋人や元夫婦など、男女の関係にあったものの、別れ話がこじれて一方的にストーキングをされるというケースが多いのですが、最近は全く面識のない相手からの被害も増えています。
SNSが発達し、顔をしらない知り合いが増えた今「ストーカーかもしれない」という曖昧な情報だけでは警察が動きにくい事も、事件を大きくしてしまっている原因の一つです。
これは警察が悪いわけではなく「民事不介入」という線引きがある以上、仕方のない事なのです。
では、実際にストーカー被害にあってしまった場合はどうしたら良いのか。
警察に相談する事も重要ですが、探偵事務所を使う事もかなり有効です。
警察が動けるようになる前の段階、つまりあなたが一番不安に感じている今の状況を、プロの探偵が解き明かし、警察と協力して被害を免れる事が出来ます。
具体的に探偵がストーカー被害に対してどのような動きをしてくれるのかをご紹介していきます!
関連記事>>ストーカー被害に遭っていると感じたらとるべき対処法
目次
探偵に依頼した際の解決方法
ストーカー被害にあっていても、「誰がしているのか解らない」「何が目的なのかわからない」といった理由で、警察に相談するのを躊躇している方もいます。
実際、被害状況がハッキリしないと警察も動くことが出来ません。
しかし、実際に悲惨な事件が起きてからでは遅いですよね。
ストーカー事件を防ぐには初期の段階での食い止めが重要です。
曖昧な状態が長引けば長引く程、ストーカー犯は妄想を募らせ、自分でも感情のコントロールが出来なくなってしまいます。
初期の段階で探偵事務所を使い、証拠を固めることで、いち早く警察に動いてもらうことが、事件解決のカギとなるのです。
探偵は、ご依頼をいただくとすぐに「監視調査」というものを行います。
依頼者からヒアリングした情報をもとに、監視を行うことによってストーカーの所在や行動範囲などを把握する事ができるため、依頼者本人の身の安全を図る事ができます。
依頼者の方が「こんな事・・」と思っていることも意外と犯人を特定する鍵になる事もありますので、どんな小さなひっかかりでも話をすることが重要です。
手に入れた証拠を元に警察と協力し、より強固にストーカーを依頼者から遠ざけることが出来るのです。
探偵が行うのは、あくまで調査だけですが、ストーカーの実態と証拠を掴むことが、被害を退ける一番の近道です。
警察が動けない部分は探偵が、探偵が動けない部分は警察が動く事で、ストーカー被害を防いで行く事が出来るのです。
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ストーカーはエスカレートする前に相談しましょう
好意をもっていない人や、職場で一緒だった人、もしくは通勤電車の車両が一緒というだけの人・・そんな希薄な関係からストーカーが発生してしまいます。
「気のせいかもしれないから」「目的がわからないから」「勘違いかもしれないし」というような曖昧な態度をとってしまうと、相手は妄想を深め「愛し合っている」「彼女が僕といることを望んでいる」と思い込んで自分自身を制御できなくなり、常識では考えられないような行動に出るのです。
間に家族や友人が立って、ストーカー犯を叱りつけたり、行為をやめるよう諭したりする方法もあります。
しかし、それが却って「僕と彼女の仲を裂こうとしている」「彼女も本当は僕を好きなのに、アイツが怖くて言えないのだ」という思い込みを深め、時には刃物や暴力を使って、間に入ってくれた友人や家族たちから被害者を奪い取った事件も実際に起きています。
ですので、ストーカーをされていると感じたら、家族に相談するのと同時に探偵へも相談をするのがベストです。
プロの探偵が、しっかりとあなたの話しを聞き「監視調査」を行い、ストーカーの行動や正体をつきとめます。
過去には、警察に通報されたことを知ったストーカーが逆上して女性を殺害してしまった事件もありますので、警察に通報するならば決定的な証拠をもって臨み、最初から本気で動いてもらわなければなりません。
時間が経てば経つほど、ストーカー行為はエスカレートして収拾がつかなくなるので、一刻も早く相談することが大切です。
警察はなかなか対応してくれない・・・
警察にストーカー被害の相談をしても、明確な証拠がないと動いてくれません。
桶川ストーカー事件で、警察の愚鈍な対応が問題視された事がきっかけで「ストーカー規制法」が作られました。
そのお蔭で、警察は以前よりもストーカー被害に前向きに取り組むようにはなりました。
しかしそれでも地域の警察署によって、取り組む姿勢に温度差があります。
残念なことに「あなたが誘ったんじゃないの?」「思い込みなんじゃないの?」という考えを持った警察官も未だにいます。
また最近では、管轄同士の連携が取れておらず、ストーカー犯に住所を教えてしまった事件や、警官が口頭で注意だけを与えた結果、逆上して被害者を殺害してしまうような事件もありました。
ところが、ストーカー行為は初期の段階で食い止めることが大切ですが、「民事不介入」という大前提がある以上、ハッキリとした証拠がないと警察は動いてくれません。
しかし、刑事事件に発展して被害が出てからではもちろん遅いです。
被害を最小限に抑えるためにも、生活を守るためにも、一刻も早い証拠を掴んで、警察に本気で動いてもらいましょう。
関連記事>>ストーカーになりやすい人、特徴や共通点など
探偵が証拠を押さえる!ストーカーの調査方法
ストーカー行為を完全に、かつ安全にやめさせるのは、決定的な証拠を持って警察に依頼をして、警察に動いてもらう事が最も重要となっています。
犯人が元交際相手だった場合、どうしても公にしたくない場合もありますが、その時は、探偵立ち合いの元で証拠を突きつけ「ここで辞めなければ、この証拠を警察へ届ける!」という対応をとるケースもあります。
被害者の状況やストーカー犯の性質によって取るべき対応は様々ですが、どの様な対応をとるにしても「証拠」というものは絶大な威力を発揮するのです。
【証拠をつかむまでの流れ】
- 被害内容を依頼者からヒアリング
- 定点撮影調査による証拠撮影
- 依頼者を尾行して証拠を撮影
1.被害内容を依頼者からヒアリング
依頼者への詳細な聞き込みを参考に、ストーカー犯を割り出します。
「まさか、あの人が・・」と依頼者が絶句してしまう相手が犯人であることも多々あります。
ここでは少しでも心にひっかかりのある事は、しっかりと探偵に伝えてください。
「ストーカーはあなたの行動範囲や、好きなものなどを知っているのか?」
「なぜあなたの出かける先々に現れる事が出来るのか?」 このような事を把握することが重要です。
また、ストーカー被害の9割は女性です。
そして、ストーカー犯は元交際相手や、以前の夫というケースが非常に多いです。
犯人が元交際相手だったりする場合は、交際当時に部屋に盗聴器が仕掛けられていたり、ぬいぐるみなどのプレゼントにも同様の仕掛けがされていたりすることもあります。
合鍵を返してもらっていたとしても、その複製をすでに作られている事もある為、容易に自宅に侵入する事も可能です。
犯人は、様々な手段を使ってあなたの情報を集め、つきまといや嫌がらせを繰り返しています。
探偵は、盗聴器や隠しカメラなどを探し出し、それを撤去する事で、あなたの情報が犯人に流れる事を防ぐと同時に、確実な証拠を手に入れます。
2.定点撮影調査による証拠撮影
被害の範囲は、あなたをつけ回すだけにとどまらず、「自宅」に及ぶこともあります。
朝起きる自転車などが荒らされていたり、玄関前にゴミを置かれたり、酷いものになると中傷の言葉などをペンキで壁に書いたり、細工加工した如何わしい写真を貼られるなどの迷惑行為を受ける事もあります。
自宅にまで被害が及ぶと近隣の目もあり、被害者はどんどん萎縮してしまいます。
その弱った姿を見て犯人は「僕がいないから寂しがっているんだ」「僕だけが彼女を救ってあげられるんだ」という妄想をエスカレートしていくケースも多いです。
そういった行為がエスカレートするのを防ぎ、かつ証拠をつかむために、家の周囲に隠しカメラを設置して、真夜中の迷惑行為などを実行しているシーンを録画します。
3.依頼者を尾行して証拠を撮影
依頼者から得た情報をもとに、日程や時間などを決めて、ストーカーが現れる可能性が高いタイミングで依頼者を尾行します。
決定的な証拠を押さえるための尾行になります。
今迄のように一方的に被害を受けるのではなく、ストーカー行為を根絶するための証拠固めの時期になります。
いつ、どこで、誰に、何をしたのか。
そう言った時系列情報を写真入りで報告する事で、警察の動きが変わってきます。
関連記事>>ストーカー被害に遭っていると感じたらとるべき対処法
ストーカーにあってる・・・と感じた際の対処法
「ストーカーされているかもしれない」そう感じたら、すぐに対策を立てましょう。
警察と探偵に相談をするのと同時に、万が一の時に助けを求められる先を、ご近所や友人関係の中でも作っておきましょう。
そういった他力を使いながら、自分自身を守るためにできることも、しっかりとやって行く事が大切です。
「勘違いかも」「思い過ごしかも」そう考え、行動をためらう曖昧な態度が、ストーカー犯を増長させる結果となってしまいます。
「もしかして」と感じたら、ためらうことなくすぐに行うべき行動をご紹介します。
【ストーカー対策】
- 1人での行動を避ける
- ストーカー被害に過敏にならない
- ストーカー被害に過敏にならない
1.1人での行動を避ける
女性が1人でいると、狙われる確率が高くなるのは当然の事です。
1人きりでの外出は極力さけて、なるべく友人や知人と一緒に居るようにしましょう。
通勤・通学などに使う経路も、なるべく人通りの多いところを選ぶことで、ストーカー犯が近づきにくい環境を作ることが大切です。
また、自宅でもなるべく一人になる事は避けましょう。
そこまでは難しい場合は、常に誰かがいる事を装う事で、ストーカー犯に「近づきにくい」と思わせる事が出来ます。
2.ストーカー被害に過敏にならない
「ストーカー被害にあっている」と自覚した瞬間の恐怖は、計り知れないものがあります。
しかし、そこで過敏に反応してしまうと、それはストーカー犯をつけ上がらせる結果になってしまうのです。
怯え、衰弱していく様を見て、ストーカー犯は「やはり僕がいないとダメなんだ」「彼女を救えるのは僕だけなんだ」といった妄想をエスカレートさせていく場合があります。
最悪のケースを避けるためにも、初期の段階から探偵や警察と連携をとり、毅然とした態度で臨んでいきましょう。
3.ストーカーにあってしまっている理由を考える
ストーカーと言うと、ドラマで見るような妄想が生み出した歪んだ愛情からの陰湿な行為を想像しがちですが、実は「人間関係のこじれ」という些細なものが原因であることが多いのです。
ストーキングが始まる少し前、あなたの生活の中で変化はありませんでしたか?
例えば、別れ話がこじれて一方的に連絡を絶ったりした事はありませんか?
相手は「なんとかして連絡を取りたい」「話しがしたい」という気持ちが募り、無理やりにでもコンタクトをとろうとします。
それが、ストーカーへの第一歩となってしまうのです。
ストーカーになろうと思ってなるのではなく、いつの間にかなっていた・・そういったケースが非常に多いです。
ストーカーに狙われるきっかけは、普通だったら日常生活に溶け込んでしまうよな、些細な出来事であることが多いのです。
関連記事>>ストーカー被害の具体例や被害にあった場合の対策方法を紹介
まとめ
いかがでしたでしょうか?
探偵に依頼した際に探偵が行うことと、ストーカー被害にあってしまった時の対処法をご紹介しました。
一口にストーカーと言っても、話せばわかるものから悪質なものまで様々なケースがあります。
どんな場合でも、いやがらせ行為をやめさせて自身の身の安全と、当たり前の日常を取り戻すためには毅然とした態度で臨む事が最重要となります。
そのためには、確固たる証拠を集めることが何よりも大切です。
「ストーカーかも!」そう思ったら、躊躇をせずに一刻も早く探偵にご相談することをオススメしています。
関連記事>>ストーカー被害・嫌がらせでお悩みの方はこちらをご覧下さい。
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